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開示情報に注目しよう

投資家間の公平を期すため上場企業の重要な情報は証券取引所の開示情報として公表されます。もちろん各メディアや新聞各紙のサイトにも掲載される情報ですが、取引所のサイトの開示がもっとも早くまた、信頼できる情報です。業績の上方修正や下方修正、決算関連、資本移動関連、株式分割や売買停止情報などもここに掲載されます。


香港証券取引所は中国語繁体字及び英語での提供です。本土の取引所は中国語簡体字及び英語での提供です。ともに残念ながら日本語はありません。


○香港証券交易所
http://www.sehk.com.hk/
○上海証券交易所
http://www.sse.com.cn/sseportal/ps/zhs/home.html
○深セン証券交易所
http://www.szse.cn/


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決算は一大イベント

企業からの開示情報で株価にもっとも影響を与える情報が決算に関する情報です。本土株は毎年12月締めで120日以内に決算報告が開示されます。香港市場の締め日は各企業の自由に任されていますがやはり12月締めが多いようです。香港の場合、締め後、4ヶ月以内の開示が義務付けられています。


通年決算のほかに中間決算、本土市場と香港GEMは四半期決算の開示も義務付けられています。 当然のことながら、開示される内容は株価に大きな影響を与えます。予想よりも決算の数字が良ければ株価は上がりますし、悪ければ下がります。


重要なのは予想に対して結果はどうだったのか、ということです。仮に過去最高の業績でも予想を下回れば株価にとってはネガティブなのです。リスクに敏感な投資家は決算発表前にいったん持ち株をすべて売却し、ポジションを手仕舞うこともあります。


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決算書を読んでみよう

決算時に開示される資料は次の通りです。


・貸借対照表
・損益計算書
・キャッシュフロー計算書
・権益変動表
・営業報告書
・利益処分案


すべての資料と数字に意味がありますが、ざっと概観する時に注意するのは


・売り上げ高
・営業利益
・経常利益
・純利益
・有利子負債


などの項目です。


営業利益は本業の儲けです。経常利益は本業の儲けに特別利益や特別損失を加えた物です。これは本業の利益ではなく、例えば資産を売却して利益を上げたり、不採算な部門を閉鎖するために損失が発生した場合に計上されるものです。純利益は経常益から更に税金を引いたものです。


一般に企業の利益はこの純利益を指します。 純利益を発行済み株式数で割ったものをEPSと言います。現在の株価がEPSの何倍かと言う指標がPERです。安定している多くの大企業のPERは10-20倍になっています。


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業績修正に注意しよう

決算開示時以外に業績修正が発表されることがあります。決算発表時には来期の予測も同時に発表することになっていますが、実際の決算が予測から大幅にブレることが予想される場合、上場企業は随時、業績修正を発表します。


軽微なブレであれば業績修正の必要はありませんので、修正が出るということは必然的に比較的大きなブレということになります。往々にして決算よりも業績修正の方がサプライズ要因になりやすいと言えます。


特に黒字予想が赤字予想に変わったり、大幅な減益といった場合には、株価は大きな影響を受けます。香港市場には値幅制限がありませんので一日で株価が半分になることも珍しくありません。特に新興企業や規模の小さな企業は業績も簡単にブレますので投資には注意が必要です。決算書を読む際に、次期予測に無理はないのか、明確な根拠があるのかなどに注意する必要があるでしょう。


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増資ってなに?

新しい株式を発行して売却し、資金を調達することを「増資」と言います。発行済み株式数が増加しますので一株あたりの価値は低下、希薄化します。代わりに企業は資金を調達することが出来ます。調達した資金は誰のものかと言えば企業のもの、言い換えれば株主のものですから、増資は理論的には株価に対して中立と言えます。


しかし、多くの投資家は一株価値の希薄化を嫌います。また、発行された株が市場に出回ることにより、需給が悪くなる(売り圧力が強くなる)ので、増資発表後は短期的に株価が下がることも多いようです。しかし、増資の目的が設備の増強や新規事業への投資だった場合、増資が企業業績に対してポジティブに捉えられることも少なくありません。よって増資の株価への影響はケースバイケースです。特に中国株の場合は増資発表後株価が大きく上昇することもあります。


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株式分割は大チャンス

株式分割とは既存株主に対して無償で新株を交付することです。株数が増える代わりに一株の価値は希薄化します。ですから株式分割も理論的には株価に対しては全く中立です。1株10香港ドルの銘柄が2分割されれば、分割後は1株5香港ドル、ただし株数は2倍ということになります。


株式分割のメリットとしては最低投資金額が引き下がり、より多くの投資家が参加する機会を得るという点にあります。例えば、最低単位の株式に投資するのに約5万香港ドル必要だった銘柄が、分割により2万5千ドルから購入できるようになったりします。


今まで資金の問題で参加できなかった投資家も参入することが出来ます。。需給が良くなり、株価も上がる可能性が高くなります。そのようなわけで株式分割はおおむねポジティブな材料として捉えられることが多いでしょう。


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悪材料、さてどうする

保有している株価が上がって困る人はいません。ですから開示情報が好材料だった場合は特に問題ありません。しかし、悪材料だった場合には判断を迫られます。材料の内容や程度にもよりますが、基本的に株価は下がりますし、場合によっては投資判断を修正しなければなりません。割安と考えていた銘柄が下方修正の結果、割高になる場合もあります。高成長を期待していた企業だったのに、成長の速度が急激に鈍ることもあります。


業績のマイナス方向の変化が一過性であるなら、保有し続けることも一つの判断ですが、構造的な問題である場合、株価はしばらくの間、ことによると数年もの間、下げ続けるかもしれません。ナンピン買いをするのか、ロスカットをするのか、あるいは放置するのか、投資家は自分で判断する必要があります。


そのような時には自分がその企業に投資した理由を思い出してみると良いでしょう。悪材料の出現により投資した理由がなくなってしまったのであれば、潔くロスカットをするのも大切なことです。


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